2011年2月4日金曜日

厚真ライフル誤射事件

厚真町における銃弾による業務上過失致死事件

■被害者
新渡戸勝彦さん(当時45年)


2011年(平成23年)2月4日,
北海道勇払郡厚真町の山林内において,
林業作業従事中の男性(45歳)が
ライフル銃弾を右胸に受け,死亡した。

■時系列
午前7時ころ,被害者を含む林道作業者らは,
間伐作業のため,厚真町桜丘の山林に入った。

午前9時30分ころ,被害者の同僚男性が銃声を聞き「危ない」と叫んだ。
直後,役200メートル離れた町道上に,
「オレンジ色の上着を着用したハンター風の2人組」を発見した。
2人組はすぐに水色系のRV車に乗り込み,立ち去った。

30分後,同僚の男性が,数十メートル離れた山の斜面で
木材を引き上げるブルドーザー上で倒れている被害者を発見し,
119番通報した。

被害者は,左脇腹から右胸にかけライフルの銃弾ようのものが
貫通しており,即死とみられている。

■捜査
警察はハンターによる誤射(業務上過失致死事件)として捜査を開始。
被害者の身体を貫通したライフル銃弾を捜索したが,発見に至らなかった。
(捜査員延べ2000人,期間10か月)
北海道内外の約6300人に対し聞き込みを行った。

2016年(平成28年)3月7日現在も,犯人の特定には至っていない。

■日本におけるライフル銃の所持許可と犯人像
我が邦において,ライフル銃は,
都道府県公安委員会による猟銃の所持許可を受けて所持した後,
継続して10年以上所持している場合において,
ライフル銃の所持許可を受けて所持することができる。

このことから,犯人は猟銃を所持して10年以上の者と推定される。
猟銃の所持要件として20歳以上という年齢制限があることから,
ライフル所持者は,通常「30歳以上」ということになる。

■捜査本部
北海道警察本部    011−251−0110
札幌方面苫小牧警察署 0144−35−0110
http://www.tomakomai-syo.police.pref.hokkaido.lg.jp/zyouhou/atsuma/atsuma_gyouka.html

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