1979年5月23日水曜日

オワレている たすけて下さい この男の人わるい人

長岡京ワラビ採り主婦殺害事件

1979年(昭和54年)5月23日、スーパーのパートを終えた後、
主婦2人が近くの山林にワラビ採りに行ったまま消息不明となり、
2日後の5月25日、山頂付近で遺体で発見された。

■主婦A 当時43歳 絞殺
 全身の30箇所以上も殴打され、肋骨が折れて内臓が破裂していた。
 体内からは犯人のものとおもわれる体液が発見された。

■主婦B 当時32歳 刺殺
 全身の50箇所以上も殴打され、紅潮が体に突き刺さったままだった。

2人のリュックサックには、
空の弁当箱、採取したワラビ、財布が入ったままであった。

死亡推定時刻は、正午すぎ〜14時半まで(検死結果)

主婦の衣服のポケットからえんぴつで走り書きをしたレシートが発見される。


「オワレている たすけて下さい この男の人わるい人」

同レシートは、勤務先のスーパー発行で、
5月21日(事件当日の2日前)のものであった。

主婦2人のポケットには、えんぴつは残っていなかった。
後日の捜索で、殺害現場から少し離れたところで、
芯の先端だけが発見されたが、えんぴつ自体は見つかっていない。

犯行現場は地元民が山菜採りに訪れる場所であったが、
木や竹が生い茂り、昼までも薄暗いところが多く、
以前から強姦事件も発生していた。

■犯人の捜査
警察の鑑定結果によると、犯人の血液型はO型。
遺留品の包丁からは指紋は検出されず、販売ルートも不明。
1994年(平成6年)5月24日、公訴時効が成立。

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